税金の体系とはいかにして国民から税金を漏れなく取るかの体系であると言ってよいでしょう。言い換えれば税金は相互に補完の課税関係にあると言うことが出来るかもしれません。贈与税は、この税目間の補完関係の典型税目です。
補完関係を説明する前に、概ねの税金は所得税に還元することが出来ることを見ておきます。国民の所得は抜群の担税力を持つということが分かります。結論を先に言いますと、結局国の税負担は国民の稼ぎから成り立っているということです。
先ず、所得税法には、相続や贈与によって取得したものには所得税を課さない旨の規定を置いています。これは、相続や贈与によるものの取得は本来《所得》として、所得税を課すべきところ相続税や贈与税を課しているので所得税では非課税にする意味です。